2018/10/27
壁の裏の除菌、防カビ
住宅の壁の裏で漏水がありそれが原因でカビが生えてきたという現場があり、防カビと除菌の施工を行ってきました。今回は壁を剥がすなど大規模な修繕は行わずに最低限の工事で短期間で完工させたいという条件でした。
Beクリーンではオゾンガスによる除菌作業も頻繁に行っており、あちこちで効果がハッキリと出ています。お客さんも「カビなくなった!」と喜んでくれています。
それでも生活スタイルや条件などでカビの発生はありえますから、○○年保障とかは出来ないんですが。
カイコーポレーションのオゾン脱臭機はアクティボ、タイガー、パンサーと3種類あります。Beクリーンでは3種類とも保有しており、それぞれ得意な現場や向き不向きがあるので使い分けるのがいいと思います。
それでも僕はアクティボが一番万能なのかな?とは思います。オゾン回収機能はある方が消臭の効率も上がるし品質も上がりますから。
タイガーとパンサーには回収機能がありません。ただ高濃度のオゾンを出せばいいってケースだとタイガーが圧倒的に有利ですが、高濃度のオゾンガス薫蒸だけで臭いが消えるわけありませんから調整が難しいです。濃度1ppmでいいのに簡単に越えてしまう、とかスペックが高すぎるが故の悩みはあります。パンサーも小型機とはいえオゾン脱臭機の中では圧倒的な高スペックですから、ちょっとだけ濃度を上げたいという場合は調整が必要です。
話は脱線しましたが、壁の中にオゾンガスを充満させてカビ菌を除菌殺菌します。写真のようなダクトホースを簡単に接続出来るのもアクティボだけですね。タイガーとパンサーは四角面の平面からオゾンがでるのでダクトホースを接続しにくい。。
ホースで送るだけでは空間にきれいにガスが充満しません。オゾンは下に溜まりやすいらしいです。知らないけど。。
ちょっと細工をすると上手に空間に充満させられます。そこは企業秘密にしておきます(笑)
その後非常に効果の高い、例え濡れたとしても効果が持続する防カビ剤を充満させます。壁面や畳などカビが生えた箇所のカビはあらかじめ除去しておきます。除去した箇所にも防カビ剤を噴霧します。
保証は出来ないですけど、これでカビが再発した現場を僕は見たことがありません。
何度も自分でも実験しましたが、ものすごくかびやすい場所に湿気を吸いやすい木材や布類を放置して防カビ処理済、未施工と比較しても防カビ処理済は全くカビていませんでした。今日も実験サンプルを見に行きましたが、まったくきれい。雨でビチャビチャに濡れてましたが、施工済みだけカビていませんでした。
お気に入りのフォグマスタージュニアで防カビ剤を壁面に吹き付けます。こういう作業はミストが細かいほうが有利だと感じています。
一週間後に経過を見てOKなら復旧して完工です。今までのデータで行けば間違いなく問題は無いと思います。
こういう仕事もお掃除屋さんの守備範囲に入ります。
机上の空論で王様になるのはどうかと思うし、経験だけで理論がないのも僕は好きじゃないので、どちらもバランスよく知っている業者を目指そうと思います。
スティーブヴァイとかジェフポーカロ、ヴィニーカリウタみたいな理論も技術も一流です!ってのに僕は憧れます。
コメント
Re: タイトルなし
根性でゴシゴシだけでは難しい建材も増えてきましたし、清掃業界の地位向上を考えると理論性全とした体系化された側面もしっかり作り上げていかなければいつまでも「掃除なら自分でも出来るんだけどね、、、、」って言われちゃうのかな?ってガラにもなく真面目に考えてみました!!(笑)
> 理論と経験があってプロって感じですね。
> そこを目指して行きたいですね。
> スティーブヴァイ素敵ですねー
2018/10/29 19:06 by Beクリーン URL 編集
そこを目指して行きたいですね。
スティーブヴァイ素敵ですねー
2018/10/28 10:04 by 西 URL 編集